起業家インタビュー

2020.03.13

『気軽に起業すればいいやん』吉川 英治、起業のリアル

吉川英治(ヨシカワエイジ)(25)ー

学生時代、クラブイベントから起業し、様々な案件を受託。

現在、株式会社LET COO、学生コワーキング「UPPER」を運営。

デザイン、財務、事業創造の部分で9社の顧問を兼任している。

 

コワーキングを運営しています。あと9社と関わってます。

ー 現在はどういったお仕事をされているのですか?

株式会社LETのCOOとして、心斎橋にある学生コワーキングスペース『UPPER』の責任者としての仕事がメインです。

UPPERの他にも、不動産事業やインフルエンサーマーケティング、人材派遣・人材紹介、キャリア支援事業をしています。

僕の仕事は、これらの事業の採用などを担当する人事と業務執行責任者です。

 

ー なるほど。想像以上に色々な事業をされているんですね!

そうですね。

実は、株式会社LETを合わせて9社と関わらせてもらっています。

 

ー (…?)

LET以外の企業には、デザインや財務、事業創造の3つで関わっているので、業務執行には取り掛かっていません。

さすがにパンクしてしまうので笑

 

起業したきっかけ

ー 起業を考えるきっかけは何かありましたか?

最初に自分で売上を上げたのは、大学1年5月です。

その後、接客などのバイトをするか悩んでいたときに、クラブイベントをやっている先輩に話をもらって、チケットを売ることを始めました。

月で8万くらいは売れるようになったんですが、もっと効率的にするためにツイッターを始めて授業中にずっとメッセージを送って休み時間にチケットを売る、ということをしていたんです。

ただ、僕が飽き性ということもあり、3ヶ月ほどでやめてしまいました。

 

ー 最初はイベントチケットの販売をしていたんですか。その後は何をしていたんですか?

次は、イベントチケットを売るだけではなく運営に関わろうと思い、これまで関わっていた10団体の中から一番参加人数の多い団体に参加することになりました。

入ってみると、ゴリゴリのボランティア団体だったんですよね。ラオスに学校を建設するような。

でも、僕はボランティアが好きじゃなかったんです。

それでも「イベントを手伝ってほしい」ということだったので、それなら、と参加することに決定はしました。

 

その数ヶ月後に、ラオスへの現地視察があり、全員参加だったので僕も参加することになりました。

実際にラオスの子どもたちと遊んでみたら「この子たちのためにボランティアしたい」と心変わりしたんです笑

 

ー ボランティア好きじゃないのにボランティア団体に参加して、ラオスに行ってボランティアしたくなったんですか!波乱万丈ですね。

その後、他のボランティア団体にヒアリングをすると「営業部」というものがあることが判明しました。

よくよく聞くと、法人営業をして協賛や案件がもらえることがわかり、早速200社くらいにメールと電話をして1件だけ学生モニタリングの案件を受けることができました。

それから、競取りや物販、FX、アフィリエイト、人材派遣・紹介などを一通りやってみて、スタートアップまで経験してみた上で、今は何するか迷っていますね。

 

ー 迷ってるんですか!?

そうですね。

だからこそ、今はその経験を活かして学生に選択肢を示すことができる環境を作るために、UPPERに入って運営しています。

 

起業を決めて一番はじめにしたこと

ー 起業を決めて一番はじめにされたことって覚えていますか?

ググりました。

ひたすらググりました。

 

ー 例えば、どんなことを検索されていたんですか?

わからないことが多すぎるし聞ける人がいなかったので、例えば革靴選びやメールの送り方から全部調べていきました。

大学1年生が「お世話になっております」なんて普段使わないじゃないですか笑

本当に一から調べた後、ツイッターなどから自分を売り込んで色々な仕事をもらっていました。

 

「学生」という強みがあったので、それを活かせるような業界へ電話やメール、ツイッターで連絡していきました。

もちろん、どんな業界にアプローチするかもググりました。

 

スタカフェ大阪を利用したきっかけ

ー 吉川さんがスタートアップカフェ大阪に来られたきっかけってなんでしたか?

元々知り合いだったスタカフェ大阪でコーディネーターをしている金子和樹くんが、zenly(位置情報共有サービス)で友達申請をくれて、久しぶりに会ったときにスタカフェ大阪のことを知りました。

後日、金子和樹くんがいる時に、スタカフェに遊びきたのがきっかけです。

 

スタカフェ大阪のいいところ

ー 吉川さんは今でもちょくちょく来てくださっていますが、スタカフェ大阪のいいところって何だと思いますか?

一番いいなと思うのは、現役の起業家がいることです。

他の施設の多くは、職員や専門家はいるけれど、経営者ではないから苦労を共有できないと思うんですよね。

しかも、起業家として一年二年先を走っているコーディネーターが多いからこそ、起業に対してイメージしやすくなることが他にない強みだと思います。

 

今後の展望

ー 事業において、今後の展望を聞かせていただきたいです。

とりあえず、UPPERが大阪にあるということが日本中に知れ渡ること。

UPPERのような、起業支援と就活支援の二軸でやっているハイブリット型の施設はあまりないんです。起業したいと思っていた人でも就職活動ができたり、2年生から就職活動をしている学生が起業に挑戦できたりする珍しい環境になっています。

ゆりかごから墓場までじゃないですが、UPPERに関われば困っても面倒が見られるような場所として認知してもらうことが直近の目標です。

 

あとは、個人的には今顧問として関わっている会社を年収1億に乗せることです。

もちろん、そうすれば僕も給料が上がるので笑

 

リアル裏トーク

事業に失敗したら?

ー すみません。スタートアップリアルお馴染みの質問で、みなさんが気になることをズケズケ聞いていきたいのですが、ぶっちゃけ事業に失敗しちゃったらどうします?

全部の事業が失敗したら、就職します。普通に。

実はこの前も4ヶ月間ほど就職していたんですよね。顧問として他の会社に関わりながらですが、自分が社長をしていた会社のパートナーが事故に合ってしまい、事業が進まなくなってしまったので借金もしながら他の企業に就職して働いていました。

 

そして、生きる分のお金を稼ぎながら、事業を再生させます。

顧問で入っている会社が厳しくなっても、そこの役員たちが就職するとは思えないので、その時に自分がお金なくて手が貸せないとなるとよくないので、すぐ就職します。

 

ー STARTUP REALで取材する方には、もう一度自分で事業を始めるという方が多いので、面白いです!

僕は「社会をこうしたい」「この不便を解消したい」という他者軸ではなく、自分軸で仕事を決めているんです。

仕事をする上で軸としているのは、1位が「後輩と仕事をすること」、2位が「寂しくないこと」です。だから就職も全然します。

一人だと寂しいので、絶対に誰かのために頑張りたいんです。だからNo2の立場から、前線で突っ走る人がこけそうになった時に支えてあげられるようにしたいと思っています。

 

これから起業する方へメッセージ

ー さいごに10代、20代でこれから起業を目指す人に向けて何か伝えたいことはありますか?

毎週「起業したい」という人に会いますが、全員に伝えることがあります。

自分が満足できるまでやり切ること、です。

いつも、そのやり切り方を教えているんですが、その事業が全然儲からなくても「うちで正社員で働きながらやればいいやん」という道も選択肢として示すようにしています。

 

でも、その選択肢を持っている人がいなくて、就職したらずっと就職、起業だったらずっと起業するしかないと考える人が多いですが、「兼業」という選択も一つだと思います。

 

まずは生存欲求を満たすだけのお金を稼ぐ必要があって、自分の事業でできればいいけど、初月から売上バッと上がるものではないじゃないですか。

だからこそ、学生なら生活にコストが多くかからない今のうちに挑戦するのがいいでしょうし、生きるコストがかかる卒業後はうちに来たり他の会社から業務委託をもらったりしながら、自分の事業を作っていく選択もありだと思っています。

 

個人事業だって立派な起業なので、「気軽に起業すればいいやん」というのが僕からのメッセージです

 

ー 吉川さん、貴重なお話ありがとうございました!

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