起業家インタビュー

2019.12.16

STARTUPREAL

『想いを届けるお手伝いをする』新美早紀、起業のリアル

新美早紀(ニイミサキ)(24)ー

大学時代から映像の「大切な人に想いを届ける」力に魅了され、共同創業者として2018年9月ハモンを設立。
写真展の空間自体がギフトとなる「おくりもの写真展」をスタートし、既に20組以上の写真展を実施。

大切な人に写真展の空間自体をプレゼントできる「おくりもの写真展」

ー 現在はどういったお仕事をされているのですか?

大切な人に写真展の空間自体をプレゼントできる、「おくりもの写真展」を事業としています。

私たちは理念に「世の中に愛を波紋させる」を掲げていて、例えば、大切な人に想いを伝えるきっかけを作ることや、心の豊かな人が増えるようなサービスを運営しています。

 

ー 写真展を贈り物にするのは聞きなれないものですが、具体的にどういうものなんですか?

「おくりもの写真展」は、写真展の空間自体がギフトになっています。
普通の写真展は、カメラマンさんが撮ったものを不特定多数の方が見に来るのが一般的ですが、「おくりもの写真展」は親御さんや奥さんなどの特定の人のために写真展を作って、その中で感謝を伝えられるようになっています。

親御さんへの「おくりもの写真展」なら、まずはお子さんにインタビューして伝えたい想いをもとにコンセプトを作り、それに沿って写真や文章で伝えたいことが詰まっている写真展になります。

 

ー これまでの思い出の写真とメッセージが詰まった写真展、とても素敵ですね。実際にどのような人が「おくりもの写真展」を利用されているんですか?

最近は、お子さんから親御さんへと、旦那さんから奥さんへの場合が多いです。奥さんが子育てを頑張っていて、なかなか子育てに協力できなかったり、感謝を伝えられていなかったりする旦那さんが、私たちと一緒に写真展を作って感謝を伝えるような使い方をしてくれていますね。


(実際に「おくりもの写真展」を使った方の動画)

 

起業したきっかけ

ー 起業を考えるきっかけは何かありましたか?

最初は起業する気はそんなになくて、結果的にそうなっています。

ハモンの共同創業者の松村と出会ったのは私が大学生の時で、当時彼女が経営していた会社を見つけてジョインしたことがきっかけでした。

当時から松村は「大切な人を想う気持ちや愛」を元に事業をしており、私も大学生の時から「大切な人に想いを届けるお手伝いをしたい」という気持ちから映像をしていたのでバチっとはまりました。

それから「大切な人へ想いを伝えるきっかけをつくること」に加えて、「心の豊かな人を増やすこと」や「愛を波紋させること」を理念に、共同創業という形でハモンを立ち上げることになりました。

 

ー 大学時代の運命的な出会いからハモンが生まれたんですね。

そうですね。

ただ、私は「大切な人に想いを届けるお手伝いをする」ことがずっとしたいことだったので、それができれば就職だろうが起業だろうが手段はなんでもいいと思っていました。

当時の私はそこまでビジネスバリバリやりたいというわけではなかったけれど、結果的に起業に行き着いたおかげで、共同創業者として今では自分がハモンを責任を持って世の中に広げていく意識を持ってやっています。

 

ー 「大切な人に想いを届けるお手伝いをする」というのは、昔から考えていたことなんでしょうか?

大学には、テレビが好きだったので「テレビ局に入りたい」という気持ちで入り、勉強をしながら部活やゼミで映像を作っていました。

そんな中で、本気でテレビ局に入りたいと思って映像を勉強していましたが、周りの映像制作している人の才能が凄すぎて、一度挫折した経験があります。

でも、それでも映像が好きなのは変わらなかったので、どうして好きなのかもう一度思い返してみました。

自分が映像を作って一番嬉しかった瞬間は、友人の誕生日に映像を作って大号泣しているのを見たときだったので、自分が伝えたいことを映像で表現したり、自分以外の他の誰かの想いを表現して形にしたりすることが、私は映像でやりたいことなんだと気付きました。

 

起業を決めて一番はじめにしたこと

ー 起業を決めて一番はじめにされたことって覚えていますか?

以前のベンチャーでは、既にあるサービスを任されていましたが、ハモンは0からサービスを考えないといけませんでした。

一般的には、順番として社会課題があってそれを解決するためのサービスを立てるのだと思いますが、私たちは目指したい社会があって、それを叶えるためにどうサービスにするかを考えていたので全然生まれなくて笑

最初の数ヶ月は毎日ブレストしながら「全然生まれない…全然生まれない…」と、0から1を作ることってこんなにしんどいんだなと感じました。

その中で、おくりもの写真展のアイデアが生まれてからは、「実際にあったらやる?」「いくらだったらやる?」などの質問を、色々な人にヒアリングをしていきました。

 

ー アイデアを出すのに数ヶ月もかけた結果の「おくりもの写真展」なんですね。

その後、実際にやってみることになり、まず第一弾で自分でやってみることにしました。その結果、「これはめっちゃいい」思えるものができ、何名かにモニターとして写真展を体験していただき、クオリティを上げてからリリースしました。

(新美さん自身のおくりもの写真展)

 

スタカフェ大阪を利用したきっかけ

ー 新美さんがスタートアップカフェ大阪に来られたきっかけってなんでしたか?

最初にスタートアップカフェ大阪に来たのは、大学生3年の時です。当時バイトをしていたweb会社で、新規事業の立ち上げを任されて、どうすればいいのかわからず困っていた時に見つけて駆け込みました。

その後も、ハモンで起業する時にも、相談に乗っていただきました。最近の話では、ピッチコンテストに出ることになり、エントリーシートやプレゼンなどの相談もさせていただいてましたね。

 

スタカフェ大阪のいいところ

ー 新美さんは今でもちょくちょく来てくださっていますが、スタカフェ大阪のいいところって何だと思いますか?

本当にいいと思うところは、コーディネーターの方が自分の事業のように応援してくれたり、相談に乗ってくださったりするところです。

あとは、ちゃんと想いを尊重してくれながら、事業を展開していくためにどうしていけばいいのかなどを深いところまで一緒に考えてくれるのは、ビジネスの視点がまだ弱い私にとってはとても助かっていますし、勉強になっています。

こんなに自分のために時間を使ってくれることって、本当にありがたいことだと思います。これは絶対にちゃんと世の中に還元しないとなと思っています。

 

今後の展望

ー 事業において、今後の展望を聞かせていただきたいです。

今は、「おくりもの写真展」や「おくりものブック」、映像の作成などをしています。

今後、結婚式やお葬式などの大切な日に、感謝を伝える手段として「おくりもの写真展」という選択肢が入っているようになったら嬉しいです。

他にも、愛を波紋させることや心の豊かな人を増やすこと、そして個人的には「想いを届けるお手伝いをする」ことを掲げて、おくりもの写真展以外にも、日常から記念日まで愛に触れたり大切な人を考えたりするきっかけを作るサービスを展開していきたいと思っています。

そして、ちゃんとそれが世の中に広がって「幸せだ」と思える人を増やしたいなと思います。

 

リアル裏トーク

事業に失敗したら?

ー すみません。スタートアップリアルお馴染みの質問で、みなさんが気になることをズケズケ聞いていきたいのですが、ぶっちゃけ事業に失敗しちゃったらどうします?

今の事業が続かなくなっても、やりたいことはずっときっと変わらない。

私自身の「想いを届けるお手伝いをする」という気持ちに結びつく何かをきっと見つけるだろうなと思います。

それが見つかったら、自分でやるかもしれないし、就職するかもしれないですね。

 

これから起業する方へメッセージ

ー さいごに10代、20代でこれから起業を目指す人に向けて何か伝えたいことはありますか?

私は大学生の頃から「想いを届けるお手伝いをする」という芯の部分は変わらなくて、事業やサービスは変わっても、その根っこの部分は人に何を言われても大事に持っていたことは良かったと思っています。

自分に自信のない時も、人から言われる時もあるけど、自分の根っこの部分が信じられるところなので、そこを大事にして欲しいです。

 

ただ、私が芯を持っているのはただラッキーなだけだったと思っていて、もちろん今は「そんな芯などない」と考えている人もいると思います。

でも、ないと思っている人でも、自分の中に何か芯になる部分はあるので、自分が今あるものを特別に思えるといいなと思います。

私もそうですが、どうしても無い物ねだりになってしまうときもあるけど、自分の今持っているものの中にも、捉え方によっては強みになることがあります。

自分が今持っているものを大事にしながら起業に挑戦していけたらいいのではないでしょうか。

ー 新美さん、貴重なお話ありがとうございました!

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