起業家インタビュー
2018.10.24
STARTUPREAL
『動けば何かが変わる』小谷爽、起業のリアル
小谷 爽(コタニソウ)25歳 ー
関西大学システム理工学部4年生。
大学在学中にCrisp Code設立。
現在では10名を超えるチームで事業を展開している。
“魅せる”デザインのホームページ制作とシステム開発
ー 現在はどういったお仕事をされているのですか?
ホームページの制作やシステムの開発、またパンフレット等の制作を行なっています。
ー ホームページ制作等ですと多くの制作会社があると思うのですが、どういったところで勝負されているのですか?
弊社は“魅せる”デザインにこだわっています。
ホームページは、コードを書くだけではなく、デザイン面が非常に重要になります。
私たちは、“組み立てる”IT技術と掛け合わせることで、ホームページ上で“魅せる”デザインを強みにしています。
起業のきっかけ
ー 起業を考えるきっかけは何かありましたか?
高校時代から起業したいという気持ちがありました。
昔から0から1を作ることが好きで、高校時代には鉄道が好きだったこともあって鉄道研究部も立ち上げたりしていました。
ただ何で起業するかは決まっていなくて。
そこで大学3回生の頃に「何で起業できるかな」と考えたときに、中学1年生の時からホームページを趣味で作っていたこともあって、それで起業してみようと思いましたね。
ですが、色々調べてみたらホームページ制作の相場が高すぎるという社会問題に気がつきました。
今は、適正価格で良い作品を世に出したいという想いで会社を経営しております。
起業を決めて一番はじめにしたこと
ー 起業を決めて一番はじめにされたことって覚えていますか?
うーーん
具体的に最初に動いたのは、スタートアップカフェのイベントに参加したことですね。
昔から起業したい気持ちはあったのですが、どう動いていいかもわかっていなくて。
そこで僕が通っている大学内にスタートアップカフェが出来たということで、何か明確に困ったことがあったわけではないのですが、とりあえず行ってみれば何かあるかな?と思い来てみました。
スタカフェ大阪のいいところ
ー ちなみに小谷さんの思うスタカフェ大阪のいいところってどこですか?
色々な起業家を支援する施設に行ってみたのですが、スタカフェには質の高い人が集まっているなと思います。
中でも一番インパクトがあったのがコーディネーターの財前さんですね。
関西大学の職員でありながら、いい意味で大学の職員の方じゃ言ってくれないようなアドバイスも頂きましたし、色々な方も紹介して頂きました。
それが今の僕を作っていると言っても過言ではないです(笑)
今後の展望
ー 事業において今後の展望を聞かせていただきたいです
実はホームページ制作の仕事はどんどん減っていくんじゃないかと思っています。
プログラミングの義務教育化や、それに伴う民間のプログラミング教室の増加で、よりホームページを作ることへの敷居が下がるんじゃないかなと。
その反面、システム開発はチームで行わないと難しいことだと思っていて、それがチームで開発を行なっている我々の強みになると思っています。
なのでホームページを土台にしながら、デザイン面を強みとしたシステム開発も行なっていきたいと思っています。
あと、今の日本は深刻なエンジニア不足なので、エンジニアの育成にも力を入れていきたいと思っています。
Crisp Code Academyといって初心者でも入れるエンジニア同士で助け合ったり、学び合うコミニティを作っているので、そこにも力を入れていきたいですね。
個人で勉強していると、相談できる相手も少ないので、孤独なエンジニアは多いのではないでしょうか。そんなエンジニアのためにお互いに助け合える環境を作っているので、これからプログラミングをはじめられる方はぜひお声掛けください(笑)
リアル裏トーク
事業に失敗したら…?
ー スタートアップリアルお馴染みの質問で、みなさんが気になることをズケズケ聞いていきたいのですが、ぶっちゃけ事業に失敗しちゃったらどうします?
今大学の4回生なのですが、実は卒業後は就職するんです。
もちろん自分の会社も続けながらですが、もし事業に失敗したらまずはその会社で生活費を稼ぐと思います(笑)
ーなんだか現代風ですね
そうですね。経営者のパラレルは珍しいかもしれません。
もし内定を貰っている会社がなければ、とりあえず個人で受託開発をすると思います!
それで何とか食いつないで、その間に次の事業を考えますね(笑)
チームのマネジメントで苦労が…
ー 小谷さんはかなりクリーンで順風満帆なイメージですが、起業されて苦労されたことなどなかったんですか?
元々個人で行なっていた時は、良くも悪くも一人で楽だったのですが、チームになってからはマネジメント面の悩みは増えましたね。
どうやったら会社へ高くコミットしてくれるのか、どう言葉をかければどのように動いてくれるのか。
ここは今でもずっと悩んでいるポイントでもあります(笑)
趣味の時間がグッと減った
ー ちなみにプライベートでの変化はありましたか?
僕はかなり多趣味で色々なことを同時にやっていたのですが、起業してからはそれらに取れる時間は少なくなりましたね。
鉄道の写真を取るのも好きだったし、アウトドアも好きだったのですが、その時間も減ったので体重は増えましたね(笑)
これから起業する方へのメッセージ
ー さいごに10代、20代でこれから起業を目指す人に向けて何か伝えたいことはありますか?
自分から能動的にアクションするのが大事だと思います。
僕は元々受け身で、自ら能動的に動くのは苦手だったんです。
ただ自分が思いきって最初の一歩を踏み出してから、色々なことが動き出して。
そこで「自分が動けば状況は変わるんだ」と体感できたので、これから起業を考えられている方にはまず動くことをおすすめしますね。
それこそ、それがイベントに行ってみるでもいいと思いますし、ちょっとでも自ら動くことが後の自分を大きく変えてくれると思います。
これから起業する若い人は増えて欲しいと思っておりますので、心から応援しております
ー 小谷さん、お忙しい中ありがとうございました!
Before→
スタートアップカフェ大阪https://startupcafe-ku.osaka/journal/interview/16710代、20代で起業家を目指す人のためのWEBメディア
Next→
相談したい方のお問い合わせ先
キーワード検索
よく見られている記事
新着記事
カテゴリー
タグ
- SEO
- MEO
- EFO
- 価格設定
- ブランディング
- サブスクリプション
- ポジショニングマップ
- ものづくり
- ファブスペース
- プロトタイプ
- ロジックツリー
- ビジネスアイデア
- 仮説検証
- 起業相談
- インタビュー
- ボードゲーム
- 目標設定
- オンライン起業相談
- リーンキャンバスモデル
- バリュープロポジションキャンバス
- ビジネスモデルキャンバス
- ビジネスフレームワーク
- マンダラート
- ブレスト
- ペルソナ
- PEST
- 市場分析
- SWOT
- 3C
- マーケティング
- 4P
- エンジニア
- SNS
- STARTUPREAL
- インキュベーション施設
- オススメイベント
- オススメサービス
- オススメ本
- クラウドファンディング
- コワーキングスペース
- サイバーエージェント
- チームビルド
- ビジネスコンテスト
- ピッチ
- プログラミング
- プロダクト
- 会社設立
- 会計
- 個人事業
- 副業・複業
- 学生起業
- 専門用語
- 投資
- 法律
- 融資
- 補助金・助成金
- 資金調達
- 連続起業