「”自分らしく生きる”に挑戦できる社会にしたい」永井愛梨、起業のリアル | スタートアップカフェ大阪

起業家インタビュー

2024.05.02

「”自分らしく生きる”に挑戦できる社会にしたい」永井愛梨、起業のリアル

 

 

目次
1 「スタートアップカフェ大阪」を利用したきっかけ
2  起業を考えるきっかけは何かありましたか?
3 「スタートアップカフェ大阪」に来て良かったこと
4  会社員をしながら、出来る起業準備について
5 これから起業する方へメッセージ

プロフィール
永井 愛梨さん (23)
LED関西第10期ファイナリスト
ソーシャルファーム支援事業
学生のキャリア支援や起業家育成
淡路島で社会起業家の育成拠点としてシェアハウス運営
2000年生まれ、京都府出身。家族の引きこもりや発達障害、自身も摂食障害で長い間生き
づらさと闘う。会社員として働く中で、様々な原因で就労が困難な方々の理解や支援が少
なく、才能が発揮できない現状を解決したいと考える。自立的経済活動をしながら働きづ
らさを抱える人がサポートを受け、他の従業員と一緒に働く"ソーシャルファーム"の概念
を日本に広める事業「Own Values」を立案。

 

 

スタートアップカフェ大阪を利用したきっかけ

― 「スタートアップカフェ大阪」を利用したきっかけについて教えてください。
そうですね。昨年夏頃に、首都圏で開催しているビジネスプランコンテストに参加したこ
とがきっかけです。そこから本格的に起業に向けて挑戦してみたい!という気持ちが強く
なっていて。
ただ、その時はどうしていいか分からないところが多く、事業モデルについてもやっぱり
粗いというか、解像度もまだ低いな、、、と思い悩んでいました。
それで、何かアドバイスが欲しい!ということで、関西で起業について相談出来る場所を
調べたときに、スタカフェを見つけて相談に来たという感じです。

 

起業を考えるきっかけは何かありましたか?

― 「起業」を考えるようになったきっかけについて、聞かせてください。
はい!私の場合は、何か大きなきっかけがあったというよりは、もともと0→1に興味を
持っていたことがきっかけかと思います。
キッチンカーの運営を手伝いをしてみる経験や、周囲にいる経営者の知り合いと話す機会
をつくる中で、話の内容から影響を受けたことも大きかったと思います。
その時に感じたゼロから自分で事業を創っていく感覚がすごく面白いな!と思い始めたこ
とが大きいと思います。
そこから何がやりたいかって考えた時に、自分のバックグラウンドとして、姉二人の不登
校や両親の不調などもあったりして。
私自身も摂食障害を発症して入院をしたことがあり、多くの発達障がいや引きこもりの子
たちと出会っていく中で、いま社会でそういった子たちの能力や才能が全然伝わってない
な、というもどかしさを感じたんですね。

それで、一度人生に躓いたとしても、また受け入れられるやり直しが効く社会にしたい。
という強い想いがあったので、その分野で何か事業内容を考えられないか、と。
ただ、はじめは起業すること自体が手の届かない感じがあって。でも、ビジネスプランコ
ンテストに出たことをきっかけに、「あ、自分にもやれるんだな」と確信したというか。
挑戦することで、今の自分にも出来ることがあるのかもしれないと思った時に、やりたい
ことと起業が初めて直接結びついて、本格的に実現したいと思うようになりました。

 

「スタートアップカフェ大阪」に来て良かったこと

 

 

― 「スタートアップカフェ大阪」に来てみて良かったことを教えてください。
そうですね。
最初の時点では、エントリーシートに自分の想いをそのまま書いた事業プランだったので
、なかなかそのままビジネスプラン発表会に出したとしても、正直厳しい状態かな、と感
じていました。
ただ、事業に対する自分の想いが強かったので、諦めずに形にする方法を探していた時に

スタートアップカフェ大阪に出会い、壁打ちで相談しに行くようになりました。
事業化を目指すにあたって、自分の想いだけじゃなく、パートナーとなる先の企業側のニ
ーズ部分を特にアドバイスを頂き、だんだんそういった大切な視点が自分の中でも腑に落
ちてきた感じでした。
なので、本当にもう想いの部分をビジネスの形にしていく段階をグっとサポートしてもら
ったっていう感じでしたね。
それこそ、事業モデルの解像度、ブラッシュアップもそうですがプレゼン発表に向けた練
習も夜遅くまではお付き合いいただき、本当にありがとうございます!(笑)
特に、今回のLED関西に関しては、スタートアップカフェ大阪に来た時に教えていただき
ました(笑)
自分でもビジネスプランコンテストや思いを伝えられる場を調べてはいたのですが、なか
なか自分では見つけられなかったことと、LED関西は思い付かなかったですね。
やっぱりそういうビジネスプランコンテストがあるのは、スタートアップの数が多い東京
でしか実現出来ないんじゃないかと思っていたんですが、、、相談に来たことで、関西に
居ても出来るアクションについてもアドバイスをもらえたことが収穫でした。
それで、初めて「あ、関西でも出来るんだな!」と知れたことが凄く大きかったと思いま
す!

 

会社員をしながら、出来る起業準備について

―会社員をしながらでも出来る、起業準備について
そうですね。今はまだフルタイムで働いていて、通勤時間もかなり長いんですけど、その
通勤時間などをインプットに充てていて、電車の中で知識とかを調べています。打ち合わ

せやプレゼン資料制作だったりとか、家でしかできないものは帰ってからこなす。土日を
使ってイベントとかにも顔を出したりとか、ある時間で出来ることとできないことを分け
て出来るだけ有効活用していました。
あとは、息抜きの時間とやる時間も決めておくのも大事ですね。やっぱり息抜きがないと
、しんどくなって効率が悪くなる気がします。仕事をしながらだと、休みがなかったりす
るので「もうこの日は遊ぼう!」みたいな日を作って、あとはもう集中するっていうとこ
ろで…他の人が2時間使ってやるところを1時間集中してやろう、みたいなことは意識しま
したね。
これだけだと少ないなって思われる人も多いと思うんですけど、諦めずに準備していくこ
とで応援してくれる人が見つかったり、挑戦することで周囲の環境がかなり変わると思い
ます。
正直、私自身もそんなに変わるとは思っていなかったんですけど、LED関西に参加した後
もそうですが、イベントのオファーとかも頂いたりしていて、今になってすごく実感して
来ているので、皆さんにも挑戦してみたい!という自分の思いを大切にしてほしいなって
思いました。」

 

これから起業する方へメッセージ

―これから起業する方へメッセージ
起業の知識であれば、それこそ書籍からやYouTube、オンラインコサロンなど、学べるツ
ールを活用すれば、そこら中に情報があると思います。
私の場合は、最初の時期は色々な人に会うようにしていて、その人たちが話していたこと
や、自分が気になって引っかかったところを、とりあえず調べる時間費やしていました。
その他、こういったスタートアップカフェ大阪の様な場所にいる、コーディネーターさんに無
料で相談出来る場を活用するのも良い方法だと思います。少しでも起業に興味があるのな
ら、是非、挑戦してみて欲しいと思います!

 

 

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