次世代の起業家が実践する 新時代の働き方改革 | スタートアップカフェ大阪

イベントレポート

2018.12.02

次世代の起業家が実践する 新時代の働き方改革

スタートカフェ大阪では、『STARTUP U29s』(29歳以下の今をときめく若手起業家の連続イベント企画)を開催しております。

今回はU29sイベント第3弾!

17歳で株式会社Yokiを設立し、現在HACOというロボットを開発中の東出風馬(ひがしでふうま)さん。
高校2年生の時には、東京から世界を変える若き起業家を輩出するスタートアップコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY」で優秀賞も受賞されています。

※株式会社Yokiが開発中のHACO

そんな東出氏は会社の働き方でも独自の仕組みを採用しています。

今回のイベントでは19歳(2018年11月21日現在)でありながら年齢等関係なく、会社としてチームを率いる東出さんから見た、新時代の働き方についてご講演頂きましたので、その一部をレポートとしてまとめさせていただきます。

「違いが認められる社会を作る」会社の働き方

「世界中どこでも、どんなコミット率でも働ける会社にしたいと思っていて、それに合わせた雇用形態とその条件も用意しています。また四半期に1回、制度の見直しもできるようにしています。」

東出氏は代表取締役を務める、株式会社YokiでHACOというプロダクトを通して「違いを認められる社会を作る」とおっしゃらっていました。

自社メンバーの働き方も、違いを認めるように仕組みを整備しているそうです。

メンバーは日本だけでなく、海外にもおり、複数のプロジェクトに関わっている方もいるそうです。そのため、チームはリモートワークを積極的に採用し、従業員も本人も必ずしも会社に出社をしなくともよい制度で運営しているとのことです。

東出氏は、もし一定の条件におさまる人しか雇えないと、会社としても機会損失になると話しており、まさに「時代に合った働き方」であり、東出氏の会社は「違いを認める」ことを体現されていました。

 

メンバー同士で評価する

「上司が部下に対して評価するだけだと何か腑に落ちない部分も出てくると思うんです。だからメンバー同士が『今日この人頑張ったよね』と投げ銭できるようにしています。」

すべてのメンバーで顔を合わせて仕事を行わないため、どうしても個人の一日の仕事内容が見えにくくなります。

不信感がでることを防ぐため、株式会社Yokiではレポート制を導入し、メンバーは一日の業務報告を全メンバーと共有できるようにしているそうです。

他のメンバーは他者のレポートを呼んで『今日頑張ったね!』と思った人に投げ銭ができ、投げ銭を受けた人は給料に反映されるとのこと。

 

レポートは、ただの『業務報告』の義務化ではなく、インセンティブを付与し、さらに一つの評価システムとしての役割も備えていました。

 

働きやすい環境とは?

「人それぞれ働きやすい環境は違うから、どんなことでもできるだけ取り組める状態を作って待っています。」

世の中の働き方改革と言っても、『何を具体的に改革していきたいのか見えてこない』と話す東出氏。

会社は人に合わせた柔軟な対応ができる状態を作ることが必要であると考えられていました。

福利厚生や雇用形態、評価システムなど多角的なアプローチを行うことは、企業にとって既存の枠組みを変化させる必要があるため、簡単なことではないかもしれません。

しかし、多様な働き方を推奨していくような企業が多くなれば、より多くの方にとって最適な働き方ができるのではないでしょうか?

 

まとめ

今回は2018年11月10日に開催しました『次世代の起業家が実践する 新時代の働き方改革』のイベント模様を一部まとめさせていただきました。

起業をする際には、事業作りに追われ組織作りが遅れてしまうことも多くありますが、組織や仕組み作りが結果として事業を加速させていくのかもしれません。

 

スタートアップカフェでは、起業家やこれから起業をしようと考えている人に役立つイベントを毎週開催しております!

そしてこの『STARTUP U29s』ではまだまだイベントが続きますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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