ものづくりアイデアを形に!プロトタイピングのススメ | スタートアップカフェ大阪

起業コラム

2020.06.26

ものづくり

ものづくりアイデアを形に!プロトタイピングのススメ

こんにちは!スタートアップカフェ大阪コーディネーターの伊藤です。

突然ですが、ものづくりっていいですよね!?

僕は建築出身なので「ものづくり」がすごく好きなんです。

僕たちの人生を一変させたiPhoneのようなプロダクトだったり、毎日の生活がちょっと楽しくなるようなインテリア製品だったり。

 

そんな僕が大好きなものづくりですが、ものづくりでの起業って想像できますか?

“こんなプロダクトがあれば便利なのにな”

というアイデアがあったとしても、頭の中にあるイメージを試作品に落とし込み試行錯誤をして、製品仕様が固まったら工場と話をつけて、生産・物流体制を作って、、

なかなか大変そうですよね?

アイデアはあっても「やってみよう!」とはなかなかなりづらい領域が「ものづくり」なんじゃないでしょうか。

 

でも、せっかくアイデアはあるのにやり始める前に諦めてしまうのってもったいないと思うんです。

せめてアイデアを試作品として実現させて仮説検証してみてから考えるのでも遅くはないんじゃないでしょうか?

 

ということで、今日はものづくりアイデアを検証するための試作品=プロトタイプの作り方「プロトタイピング」について解説をしていこうと思います!

 

プロトタイピングの流れ

試作品づくりは、3Dプリンターの登場によって一気に素人でも取り組みやすいものとなりました。

今回の記事でも3Dプリンターを活用したプロトタイピングの流れを紹介していこうと思うので、まずは全体の流れを簡単に見てみましょう。

(プログラミングが絡んできたり、回路設計が必要になってくる電化製品などの場合はもう少し複雑になってしまうので、今回は割愛させていただきます)

 

①どんな製品があったら嬉しいか、まずはアイデアを持つ

②プロダクトの仕様・設計を考える

③ソフトを使い3Dモデルを作成する

④3Dプリンターを活用して試作品を出力する

⑤試作品をもとに検証を行い、①や②に戻る

⑥十分な仮説検証が済んだら、量産体制に

 

以降は、上記② ~ ⑤のプロセスを1つずつ見ていきましょう。

 

プロダクトの仕様・設計を考える

“仕様検討”

“設計図を書く”

そんなのは専門家じゃないからできないよ、と思われる方も多いと思います。

確かにちゃんとした製品の仕様を細部まで検討したり、精密な設計図を書いたりは専門家じゃないとできないことです。

ですが、今回のお題は『試作品』

失敗してなんぼのものなので、気負いすぎずになんとなくで書いてみましょう。

 

仕様については、

・その製品はどういう目的のために使われる?(Why)

・その製品はどういう状況下で使われる?(Who / When / Where)

・素材は?

・どれくらいの強度が必要?

あたりが必要になりますが、太字のもの以外は試作品の段階ではそこまで詰めなくても問題ない場合が多いのでなんとなくイメージしておくくらいで大丈夫だと思います。

 

仕様が決まったら次はそれを設計に落とし込んでいきます。

と言っても、これも詳細に作っていくことはハードルが高いと思うので、紙とペンを持ってフリーハンドで書いていくくらいの気軽さで大丈夫です。

・製品の全体サイズはどれくらいか

・パーツが分かれているならパーツごとのサイズや形はどんなか

・可動部分(回転・伸縮など)があるならそこの機構はどうするか

などを決めていきます。

 

プロトタイプづくりは1回の挑戦で望んだものが出来上がることはほぼないので、何度も繰り返す前提でとりあえず穴だらけでもいいので次のステップに進みましょう。

 

3Dモデルの作成

3Dプリンターでプロトタイプを出力するにあたっては、ベースとなる3Dモデルデータが必要になります。

これまた専門のソフトが必要そう、専門技術が必要そう、というイメージがあるかと思います。

確かにソフトの扱いについては多少の勉強は必要になってきますが、簡単な形であればそんなに苦労せずに作れるようになります…!

 

3Dモデリング用のソフトについては、下記にいくつか無料で3Dデータを作れるものを紹介するので、お好みのものを使ってみてください。

Fusion 360

アメリカに拠点を置くAutodesk社が開発しているソフトウェアで、本格的なプロダクト開発のための機能も多く備わっている一方で単純に形をつくる程度なら習得は容易で、初学者でも安心して学べることができます。

Fustion360は無償体験版が利用可能ですが、画像のように利用目的や所属によって体験版の有効期限が違うのでご注意ください。

出典 : https://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360/free-trial

無料体験版期間が終了しても、月額にして数千円〜で利用することもできて、使える機能の豊富さに対して圧倒的にコストパフォーマンスの良いソフトウェアです。

 

公式サイトはこちら→https://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360/overview

 

SketchUp

現在はアメリカのTrimble社が開発元になっている3Dモデリングソフトで、Google社が開発を行っていたこともあったりする超有名ソフトです。

直感的な操作でサクサクと3Dモデルを作ることができるのが特徴で、SketchUp Freeというブラウザでアクセス可能な無料バージョンが存在しています。

ブラウザで3Dモデルを作成することができるので、専用ソフトのインストールが必要なく思い立ったその瞬間から3Dモデリングを開始できる手軽さが嬉しいソフトです。

 

SketchUp Freeの利用はこちらから→https://www.sketchup.com/ja/plans-and-pricing/sketchup-free

 

他にも、「3Dモデリングソフト 無料」などで検索するとヒットするソフトがいくつかあるので上記が合わないという方は調べてみてください!

 

 

プロトタイプの出力(3Dプリント)

3Dモデルが作成できたら次はそれを3Dプリンターを使っていよいよ出力です!

これには大きく、

・3Dプリント出力サービスを使う

・自分で頑張る

の2択があるので、どちらも簡単に紹介していきます。

出力サービスを使う

3Dプリンターで出力をするには、1つ前のステップで作ったモデルを更に3Dプリント用に変換・調整する工程が必要なのですが出力サービスを利用することである程度そこを業者に丸投げできちゃうのが魅力です。

有名なところでいうと、

DMM.make (https://make.dmm.com/)

3Dayプリンター(https://3day-printer.com/)

などがあります。

当然、その分費用はかかりますが。。

 

自力で出力する

先ほど述べた3Dプリント用にモデルデータの変換・調整を自分で行い、3Dプリンターにデータを飛ばし出力します。

実際に3Dプリンターからプロトタイプが生まれる瞬間を目の当たりにできるのはものづくりをやっていく上で一番楽しい瞬間ですよね✨

 

3Dプリント出力のためのデータの変換・調整はMeshmixerという無料ソフトがおすすめです!

Meshmixer(http://www.meshmixer.com/)

 

先ほど紹介したFusion360と同じくAutodesk社が提供しているソフトウェアで、3Dプリント出力を前提に開発されているソフトウェアです。

本記事でデータの変換・調整の内容まではお伝えしませんが「3Dプリント データ 変換」などで検索してみると色々と情報がヒットすると思います。

そして最後に完成したデータを3Dプリンターに飛ばすのですが、普通3Dプリンターなんて手元に持ってないですよね?

ご安心ください!

下記では関西圏で3Dプリンターが利用可能なコワーキングスペースやファブリケーション施設を簡単に紹介いたします。

 

THE DECK

https://thedeck.jp/

大阪、本町にあるコワーキングスペースで3Dプリンターが利用可能なことはもちろん、オフィスとしての登記やスタートアップ支援まで受けることができちゃいます!

 

FabCafe kyoto

https://fabcafe.com/jp/kyoto/

京都、五条にあるファブリケーション拠点で、3Dプリンターのみならずレーザーカッターその他のファブリケーションツールも多く置いてある施設です。

 

検証・改善

前のステップまでで、ついに形あるものが生まれましたね!おめでとうございます!!

でも、きっといま目の前にある製品はおそらく思い描いていたものとは程遠い代物だと思います。

・思ったようなサイズ感じゃなかった

・なんとなく自分の手になじまない、使いづらい

・可動部分が意図したように動かない

など、問題がいろいろあるんじゃないでしょうか?

 

ここから長い道のりにはなりますが、問題の原因がどこにあるのかを分析し、仕様・設計の見直しや3Dモデルの修正を繰り返していきます。

少しずつ思い描いていたプロダクトに近づいていく感覚も、ものづくりの醍醐味ですよ!!

 

きちんとしたプロトタイプを作ることができれば、

・いろんな人にプレゼンしやすくなる

・資金調達がしやすくなる

・モノがあるので工場との交渉もスムーズになる

など、その先のビジネス展開が開けてくるのでぜひめげずに挑戦してみてください!!!

 

まとめ

始める前から諦めるのはもったいない!

ということで今回はものづくりのファーストステップ、プロトタイプづくりの一連のプロセスを紹介してきました。

どうしてもハードルが高く感じてしまったり、ソフトを使えるようになるのに勉強が必要だったりするものづくりですが、

この記事を通して

『大変そうだけど、諦めるくらいなら一回挑戦してみようかな』

と思っていただける方が一人でもいたら嬉しいです!

 

それでは。

 

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