起業コラム

2019.11.12

プログラミング

【具体例付きで解説!】MVP検証ってなんだろう?

サムネイル画像:Business vector created by pikisuperstar – www.freepik.com

 

こんにちは、スタカフェ大阪コーディネーターの伊藤です!

今日は、スタートアップ界隈ではよく耳にするこのワード、

MVP検証

についての解説記事になります。

 

・MVP検証ってどんなスタートアップが活用するといいの?

・どういう利点があるの?

・具体的にはどう落とし込んだらいいの?

と言った疑問にお答えしていこうと思います!

 

それでは早速いってみましょう!!

MVP検証とは

意味

MVP = Minimum Viable Productの略で、実行可能な最低限のプロダクト、という意味になります。

もう少し分かりやすく噛み砕くと、MVPとは『提供したいと考えている価値を提供するための必要最低限の機能を有したプロダクト』のことです。

 

本記事のテーマであるMVP検証とは、このMVPを用いてプロダクトのバリューや市場のニーズを検証する手法になります。

目的

では、このMVP検証はどのような目的で行うものなのでしょうか?

先ほど述べた、”プロダクトのバリューや市場のニーズを検証する”という意味でいくと、

・市場調査

・消費者アンケート

などもパッと思いつきますよね?

 

こうした検証方法と比較した時のMVP検証の目的、立ち位置としては、

『プロダクト開発の初期段階において、ユーザーから学びを得ること、それをプロダクトに活かすこと(場合によっては計画中止の判断をすること)』

すなわち『プロダクトのGo / No-Go』を判断するまさにスタートアップのための検証法なんです!

(先の例であげたような調査はプロダクトがGoすることが確定、あるいはもう既に世に出ている状態でやるもの、というイメージが強いかと思います)

 

MVP検証の流れ

ここからは、実際のMVP検証の進め方を見ていくことにします。

Step1.

考えているプロダクトが提供する価値を突き詰めていきます。

あなたの頭の中にあるプロダクトはきっと提供価値を担保するために様々な魅力的な機能が追加されていたり、見た人を一瞬で魅了する素敵なデザインに身を包んでいることでしょう。

このステップで取り組むのは、「何が本質か」を見極め、その本質だけを残すために「何が削減できるか」を追求していくことになります。

Step2.

Step1.を経ることによってMVPに必要な要素が浮かび上がっているはずです。

それを元に当初思い描いていた完全版のプロダクトではなく、不要な要素を削ぎ落としたMVPを開発していきます。

Step3.

完成したMVPを実際のユーザーに使ってみてもらってフィードバックをもらいます。

検証の規模はその時々によりますが、

・身の回りの友人でプロダクトに興味を持ってくれている人に使ってもらう

・ある程度会社が認知されているのであればオンラインでテスターを募集する

・通常よりは価格は下げるが、有料プロダクトとして出してみる

などがあるかと思います。

 

ここでユーザーからもらいたいフィードバックとしては、

・抱えている課題を解決しているプロダクトになっているか

・お金を支払ってでも使いたいと思ってもらえるか

・どういった改善点があると喜ばしいか

などになります。

Step4.

集まったフィードバックを元にGo / No-Goを判断します。

このまま改善を続けていってしっかりマネタイズができそうか、事業として回りそうかが見えてこない場合はNo-Goを選択してコンセプトの練り直しや、全く新しいプロダクトを考えるなどのピボットが必要になります。

逆に、ユーザーから良いフィードバックがもらえてそのまま進めて大丈夫そうであれば、MVPに改善を加えStep1.に戻ります。

 

このサイクルを繰り返していくことで、”プロダクトを出してみたら全然反響がなかった”を回避しつつ、MVP検証に関わってくれたユーザーをプロダクトの”コアなファン“として巻き込むことができるんです!

 

メリット

ここまでの話でMVP検証のメリットは既に伝えられたかと思いますが、改めてここでまとめてみましょう。

 

・通常より早い段階でユーザーからのフィードバックが得られるため、不要なリスクを踏まなくて良い

・完璧なプロダクトを作らずにリリースしていくので、お金・時間を節約できる

・早い段階からプロダクトのコアなファンを育成することできる

・検証段階で市場参入することになるので、時間的な優位性を築くことができる

 

改めて見ると良いことづくめですね!

特にプロダクトやアプリ系のスタートアップは積極的に取り入れていただければと思います!!

具体例

最後に、いくつかの具体例を通してMVP検証の進め方を実感していきましょう!

理論的には分かったけど、じゃあ具体的にどうやって落とし込んだらいいの?という方はぜひ最後までお付き合いください。

マッチングアプリ(イベント型)

Menu vector created by pikisuperstar – www.freepik.com

“日々の生活習慣を元に最適な恋人を見つけるマッチングアプリ”

を思いついたとしましょう。

マッチングアプリ自体は既に世の中に出ていてその必要性は十分すぎるほど検証されています。

そのためこのプロダクトでまず検証すべきことは、「生活習慣の相性が良い恋人を見つけたい」というニーズが世の中に存在しているか、です。

 

それを検証するためにはアプリやプロトタイプを作るまでもなく、実際に「生活習慣によるマッチング」を謳ったリアルなイベントを開催してみよう、というMVPもアリかもしれません。

独身の男女を数十名ずつ集めて、

イベント前に生活習慣に関するアンケートに回答してもらい、

当日は回答結果に基づいて相性が良さそうな上位数人と順番に話す場をセッティングする、

みたいな感じでしょうか?

 

イベント後にマッチング方法に対しての意見を貰うことでアプリを通して実現しようと思っているコンセプトが正しいかを検証できます。

このように、例えアプリを作りたいと思っても、検証自体は開発時間、開発コスト0で出来ちゃう場合もあるんです!

メンズ向けコスメ商品(ランディングページ型)

Beauty vector created by studiogstock – www.freepik.com

お次はメンズ向けコスメ商品。

“キレイに日焼けしながらも将来的なシミのリスクを低減する日焼け止め”

を思いついたとしましょう。

この商品が全国の男性から見てどの程度魅力的かを検証するために、商品開発はせずにランディングページを作ります。

このランディングページでは、商品の特徴やそれによって得られる効能、また料金表などを掲載しておきます。(もちろんプロダクトはまだ存在していません)

そしてこのページをリスティング広告やSNS広告なども活用しながら拡散し、

・ランディングページへのアクセス数

・平均ページ滞在時間

・問い合わせ率

などを計測しておきます。

この反応の具合を見ることによって、プロダクトが持つ特徴・効能が本当に市場が欲しているものかどうか、を検証することができます。

また、ランディングページの代わりにクラウドファンディングを活用すれば検証だけでなく、前向きな反応が多いプロダクトであれば初期の開発資金も得ることができてオススメです!

 

以上、簡単な例でしたが、MVP検証の進め方を具体例を通して見てきました。

MVP検証の概要とその効果が少しでも伝わっていると嬉しいです!

 

でも自分のアイデアでMVP検証をしようと思うとどんなMVPが良いのか分からない、何から手をつけたらいいか分からない、という方。

スタートアップカフェ大阪では、そんな方の相談も常時受け付けておりますのでぜひ一度気軽にお越しください。

それでは!

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